デザイン基礎学習「なるほどデザイン」レビュー&ポイント

こんばんは、あきよんです。

今日も3月の予定に沿ってバナー制作の勉強をしています。リベ大スキルアップチャンネルでおすすめされていた「なるほどデザイン」という本を読んだので、レビューとポイントを記載したいと思います。

↑「なるほどデザイン」を読んだ感想を購入したばっかりのillustratorで練習がてら、まとめてみたものです。

レビュー ★★★★★★

初心者向けデザインの基礎学習書としては 星5つです!

まず素晴らしいのが日本人が書いた日本人向けの日本語の本であること。パッと見て感覚的によくわかる。これ、重要。最近英語直訳の規約とか、日本語で書いてあるはずなのに意味がよく分からない文章に頭を悩ませていたので、日本人が書いた日本語って本当に楽だなと思います。

デザイン本の洋書ってまだ1冊しか読んでないですが、本当に日本語素晴らしい!

そして日本人向けという所でさらに良いと思ったのが、日本語の書体、文字、文字組みについて詳しく書いてあるところです。

今まで読んだ2冊の本

やってはいけないデザイン

ノンデザイナーズ・デザインブック

にもさくっと書いてあったんですが、両方とも「デザイナーではない素人向けのデザイン本」というコンセプトだったので、ざっと書いてあるだけでそこまで詳しくは書いてなかったんですね。

特に「ノンデザイナーズ~」の方は原書が英語なもので、日本語での文章については少しだけ補足があるぐらいでした。

「なるほどデザイン」は日本の新人デザイナー向けに書かれた本です。新人であってもプロ向け。その分詳しく書いてあるんだと思います。

「プロってここまでこだわってやるんだ!すごいー!」と感心してしまいました。

文字や文字組み以外にも写真の使い方、グラフの使い方、色の使い方と盛りだくさんに書いてあります。

多く書いてあるだけに、素人すぎる今の私には読んでも読んでも頭からすり抜けていく感はあるんですが…。あ、でも「読んでも意味がわからない」ということは、ないです。初心者でもわかりやすいように書かれています。読んだときは「理解した」気持ちになってます。分量が多いから忘れるだけです(笑)

あとで辞書みたいな感じでペラペラめくって使える本なんじゃないかと思います。

本自体がカラフル(表紙はシンプルですが中はカラフル)で「これ、かわいい!」と思うようなデザインに満ちていて見ていて目が楽しいです。

今書いてて気づいたんですが、この本のキャッチフレーズ「目で見て楽しむデザインの本。」なんですね。キャッチフレーズ通りの本だと思います。

ポイント

この本のポイントは7つもあって書ききれないので、詳しくは本を読んでいただきたい…です。その中で私が特に印象に残ったポイントは

「細部までこだわることで印象が変わる」

というところです。

特に「文字について」書かれているところが印象に残りました。行間、大きさ、太さ、書体。特に行間や文字の大きさの説明が書いてあるところは「プロってここまでこだわるんだ!」と感動したところです。

文章で書いてもわかりづらいと思うので、例を出してみます。

左側の例だとなんとなく間が抜けた感じで、右側は読みやすい感じがしません?

文字の行間調整で大事なのが「実際の文字間」ではなく「見た目の文字間が同じに」なるように調整すること、だそうです。言われてみれば「なるほど!」って感じでした。

もう一つ例を出します。

数字2桁が縦書き文章で出てきた時の例です。

一番左の例の数字が横を向いているのは、いかにも読みづらいです。頭90度に回さないとうまく読めないです。それを回転させて縦にするところまでは素人の私でも思いつくんですが「プロすごい!」と思ったのは真ん中の例から右側の例への変化です。

横にしたことで数字の部分が他の文字より幅が広くなってしまったので、文字幅を揃えてるんです。たしかに一番右側がすっきり読める、そこまでこだわるんだ!と思って感動しました。(真ん中が読みやすかったらすみません。私の作った例のせいです…。真ん中が読みやすいと思った方は、本物を読んでください)

どちらの例でもそうなんですが読者にいかにストレスなく読んでもらうのかにこだわる」というところがポイントなんだと思います。

今日はここまでにします。ではでは!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)