【体験談】家賃の値上げの拒否交渉をした時の話

こんにちは、普段は晴れが好きですが花粉症の時期だけは雨が好きになるあきよんです。雨の日は楽~。

さて。

今は持ち家に住んでますが数年前まで賃貸に住んでました。今日は更新時を値上げを打診され「ええー?値上げ嫌だよー」と交渉して据え置きになった時の話を書きたいと思います。

1.管理会社(大和リビング)から賃料更新のお知らせが届いた

当時住んでいたのは築26年の物件。大家さんと直接やり取りするのではなく、大手管理会社がすべてを仕切っている物件でした。

2年に1度の更新時期、更新時期の1か月前ぐらいだったかな。「賃料更新のお知らせ」が届きました。(紙を捨ててしまったのでよく覚えていないのですが…取っておけばよかった)

住み始めた時は築26年。更新時期には築28年になっていた物件でした。設備にも色々ボロボロなところが出てきている…。どこかに穴が空いてるらしく夏になると室内に蟻が湧いて出るし、トイレのドアノブも動きが怪しいし…。

「更新のタイミングで値下げでもしてくれるのかな?」と思いながら封筒を開けると、値上げのお知らせでした。

,000円アップ!

下がるかと思ってたらまさかの2,000円アップ!

がーん。…ショックでした。

月々だと2,000円だけど、年間だと2,000円×12か月で24,000円。我が家には厳しいよ~。

しかも付近にスーパーが増えたとかないし、家はボロくなっていくだけなのに家賃アップってどういう事?(この頃はコロナ前でまだ物価上昇もまだでした)。納得いかないー。

紙には「近頃の家賃相場の上昇を踏まえて」とか書いてありましたが、本当にそうなの?

これって決定事項なのかな?

紙は「この家賃になりました」という感じで決定事項っぽい感じで書かれてるけど…むー。

2.ネットで検索する

そういう時はGoogle先生に相談です。色々検索すると「家賃の値上げを通告された時」という記事が色々出てきました。それによると

・値上げの通知はあくまで「大家さんからのお願い」であって、決定事項ではない

・交渉すれば据え置きにできる可能性もある

という事。

そっか。決定事項じゃないんだ。それなら私も交渉すれば家賃据え置きになるかも…?

でもこれだけじゃまだ「交渉しよう」という気にはなれませんでした。

私は…ビビリなのです。交渉失敗したらどうしよう?面倒くさい店子だって思われたらどうしよう?交渉の余地はあるって書いてあるけど実際に交渉する人なんているの?私だけじゃないの?と色々ビビって勇気が出なかったのです。

「不動産屋のサイトとかじゃなく、誰か実際にやった人いないのかな?できれば同じ管理会社で」

さらに検索すると体験談を書いてくれてる人がいました。

「付近の家賃相場からして値上げは妥当ではない、などの客観的できちんとした理由をつけて交渉し家賃が据え置きになった」

そんな体験談でした。

実際にやった人がいる!しかも成功してる!

この体験談に励まされて、交渉してみる事にしました。(ちなみに私が今体験談を書いているのもこの経験からです。誰かの役に立つといいな)

3.理論武装する

体験談には「交渉には客観的できちんとした理由が必要」とあります。

そりゃそうですよね。うちの物件は管理会社が管理してますが、彼らはオーナーではありません。管理会社の後には大家さんがいるわけです。私→管理会社→大家さんという順で交渉していくわけです。

値上げを言い出したのが管理会社なのか大家さんなのかわかりませんが、最終的に大家さんに納得して貰わないと交渉成立にはならないでしょう。

なら、管理会社の担当者に「交渉の武器=客観的できちんとした理由」を与えてあげないといけません。

よし、客観的な理由を探そう。

紙には家賃相場が上がったような事が書いてありましたが、実際このあたりの相場はどうなんでしょうか?

私が住んでいた辺りは、30年前ぐらいに再開発があった地区で同じ時代に賃貸アパートが沢山建っています。つまり周りに同じような間取りの同じような相場の物件が沢山あったんです。

SUUMOで物件を検索してみることにしました。すると…見つけました。

うちと同じ3DK。築年数もほぼ同じ物件でうちから徒歩5分の物件が。

家賃:今のうちの家賃より2,000円(つまり値上げ後の家賃より4,000円)安い!

おお!

ちなみに私はこの物件を知っていました。この家に越してくるときに内見していたからです。

家賃はその時と変わっていないようでした。

私が当時2,000円高いにも関わらず今の物件を選んだのは、同じ築年数でも今の物件の方が綺麗だったからです。向こうの物件は壁紙が剥がれていたりして「同じ築年数でも管理でこんな違うんだ。これは住む気にならないな」って感じだったんですよね。うちより2,000円安いのは納得な物件だったんです。

他にも何件かうち周辺の物件の家賃を検索して、このあたりの家賃相場が上がっていない事を確認しました。

家賃相場は2年前と上がっていない。しかも中身はともかく同じ間取り・築年数でうちより安い物件がある。

これはいけるかも…。(っていうか、この状況でなんで値上げしようとしたの?)

4.お手紙を書く

ビビリな私は電話で一発勝負の交渉は怖かったので、お手紙で勝負することにしました。

正確な文言は忘れましたが

・うちと同じ築年数、同じ間取り・同じ立地の〇〇アパートがあり、家賃はうちより2,000円安い。他のアパートの物件相場も調べたが(具体的な名前や家賃を記載)この付近の家賃相場は上がっていないと思われる

・以前設備トラブルがあった時に管理会社がすぐに対応してくれた。このアパートは管理がよくとても満足している。できれば末永く住みたいため、今の家賃のまま据え置きしてほしい

という感じで送りました。「管理会社の担当者さんにやる気を出してもらおう」と頑張った記憶があります。

実際これで担当者の方のやる気が出るのかはわかりませんが、多分担当者の方も高圧的な手紙よりは良いでしょう。トラブル対応をきちんとしてくれたのは事実なので嘘じゃないしね!

お手紙が送ってから戻ってくるまでは、もうドキドキでした。

返事はまた封書で届き…結果は「家賃据え置き」

やったー!交渉してよかった~!

封書には「次回更新時には検討してくださいね」と書いてありましたが、その時はその時…。

勇気を出して交渉せず、相手の要求を呑んでいれば年間24,000円の支出があったわけなので、すばらしい成果です。ドキドキしましたが「やってよかった」と思いました。

皆様も「値上げに納得できない」と思ったら諦める前に一度交渉してみてください!

ではでは。

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